計画通りに進まなくても大丈夫だった話
風邪をひいて習慣が途切れた
体調不良や怪我などで、
せっかく続けていた良い習慣が
途切れてしまった。
そんな経験は、ありませんか?
「せっかく良い感じで続けられてたのになぁ...」
「あ〜、もう1回やり直しか…」
と思った経験が。
13年前の私は、そんな体験をしました。
風邪をひいて数日寝込んでしまい、
せっかく「良い習慣」として続いていた
連続記録が、途切れてしまったんです。
完璧主義の傾向が強い私にとって、
「風邪をひいて寝込んだ」
という理由があるにせよ、
「せっかくの連続記録が途切れてしまった...」
ということで、行動へのやる気が
すっかりと消沈してしまっていました。
ですが、ちょっとしたことがきっかけで、
思いがけない気づきを得ていたんです。
当時の私の状況
2013年1月、私は「早起きプロジェクト」の
エクストララウンドを継続していました。
毎日自分が決めた時刻に起きて、
「起きました!」とブログにコメントする。
そして、自分で決めたルールとして、
「前日の出来事からの気づき」を
併せて投稿する。
それを、『早起きプロジェクト』の
30日の期間を終えた後も、
自主的に続けていました。
「どこまで連続してやれるかな?」
そんなことを思いながら、
毎日取り組んでいたんです。
ところが、
そんなことを思っていた矢先、
風邪をひいて数日間、完全に
ダウンしてしまいました。
「あぁ、こんなに早く途切れることになったか...」
連続記録が途切れたことで、
軽くショックを受けていました。
## 2013年1月13日の記録
その日の記録を読み返すと、
こんなことが書いてありました。
ここ数日、風邪をひいて寝込んでいました。
『早起きプロジェクト』だけでなく、仕事も休んでしまい、世間よりひと足先に、連休に入ってました。...って、全然うれしくない連休ですけど(苦笑)
でも、まぁ、風邪もだいぶ良くなり、体調も戻ってきましたので、本日から復帰します。
着替えをした(しばらくずっと寝込んでいたため、何日かぶりに、私服に着替えをした)
⇒「病は気から」は、本当のようだ。
体がまだまだ本調子ではなく、その時点では、下半身にちょっと力が入らない状態だったのだが、着替えをしたら、あら不思議。それまでとは打って変わって、妙に力がみなぎってきた。
これは、恐らく、着替えをするまでは、「風邪でダウンした自分」というエネルギーが低い状態にある自分を作っていたにすぎなかったものが、「よし、部屋を片付けよう!」と、活動することに意識が向いたと同時に、エネルギーが高い状態の自分に切り替わったからだと思われ。
ついさっきまでは、トイレに行くのすらしんどかった(歩くのがやっとだった)のに、普通に、そうじ、洗濯、片づけができた。
気の持ち方ひとつで、エネルギーやパフォーマンスが全く変わってくることを、あらためて実感した。
風邪で数日間、完全にダウンし、
体を動かすのもしんどいと感じていた私が、
「着替えをした」だけで
動けるようになったという体験です。
そして、そこから
「気の持ち方でエネルギーが変わる」
ということに気づいていたんですね。
そして、考え方や捉え方も。
そうなったことで、また再開できたんです。
もし計画通りに進んでいたら
もし何事もなく、計画通りに
順調に毎日続けることができていたら、
この「エネルギー状態の切り替え」に
気づくことはなかったかもしれません。
小さな行動を変えたことで
エネルギーの状態が変わり、
それによって、考え方も
切り替えることができました。
風邪で中断してしまったからこそ、
「ちょっとしたきっかけで復活する方法」
を体験することができたんですね。
考えてみると、これって習慣についても
同じことが言えるんじゃないでしょうか。
「また続かなかった…」という状態から
「よし、また始めよう!」という状態へ。
何か大きな出来事や衝動ではなく、
日常の何気ない小さな行動が、
その切り替えのきっかけになるということが。
あなたの「復活スイッチ」は何ですか?
そのときの私のきっかけは
「着替える」でしたが、
あなたの場合はどうでしょうか?
音楽を聴くこと
散歩に出ること
お気に入りのお茶を飲むこと など
何か小さなこと、簡単なことで
「スイッチが入った」という経験は
ありませんか?
大切なことは、
「一度中断してしてしまっても、
自分が復活できる方法を知っている」
という安心感かもしれません。

あなたのペースで大丈夫
もし今、「また続かなかった...」と
思っていることがあるとしても、
大丈夫です。
それは決して、失敗ではありません。
ちょっと休憩しているだけ。
そして、復活するのに必要なのは、
「特別なこと」だけではないかもしれません。
本当に小さな、簡単なことでも、
「エネルギーや考え方を変えるきっかけ」に
十分なり得るんです。
計画通りじゃなくても大丈夫。
また戻ればいいんですから。
それを続ける中で、
あなたなりの「続け方」が
きっと見えてくると思います。
私の体験が、あなたの「小さな一歩」のきっかけになれたら嬉しいです。
【次回予告】
次回は、
「本音が分からなくなっていた私が
『あ、これが本当の気持ちだ』と
気づいた瞬間」
について、お話ししたいと思います。
「自分らしさって何だろう?」
「本音を言うのが怖い...」
「周りの目を気にしてしまう...」
そんな風に感じていた私の経験が、
少しでもお役に立てる内容として
お届けできればと思っています。
良かったら、また読んでいただけると嬉しいです。


