「あぁ、やっちまった〜」が「1つ賢くなった」に変わった話
自分を責めるのが『当たり前』だった私
何かうまくいかないことがあると、すぐに自分を責めてしまう。
「また失敗しちゃったよ...」
「何で、いつもこうなんだろう…」
そんな風に思うことが、ありませんか?
私も、昔はまったく同じでした。
完璧主義で、失敗や思い通りにいかないことがあると、
必ず「自分のせい」「自分が悪い」と考えていました。
そんな私が、あるときから、
「失敗」を「フィードバック」として
捉えられるようになったんです。
ずっと残っていた当時の記録
実は、当時ブログ投稿用の下書きとして、
メモ帳に書いていた文章が残っていました。
別に「記録を残そう」と思って
書いていたわけじゃありません。
メールやブログの下書きが
途中で飛んでしまったことが
何度かあったんです。
その度に、がっかりして
書き直すのが嫌だったので、
「メモ帳に下書き→コピペ投稿」
というのが習慣になっていました。
その下書きを、まさか13年後に
こうして読み返すことになるなんて、
思ってもみませんでした。
## 2012年12月7日の記録
早起きプロジェクトを始めて6日目の朝。
その記録には、こんなことが書いてありました。
・郵便局のATMから送金しようとしてトラブった
⇒ 暗証番号を勘違いしたまま、別の番号を3回連続で入力してしまい、ロックされて会社の通帳が使えなくなってしまった。
本来であれば、10分くらいで済むハズのことが、郵便局へ行って、解除申請をすることになり、40分以上もかかってしまった。
これまでであれば、「あぁ、やっちまった〜」と自分を責める方向に向かうことが多かったのだが、
「全ては、フィードバック。これまで知らなかったことが、分かるようになっただけの話。1つ賢くなったということ」
と、とらえることが出来た。
13年経った今、この記録を読み返すと、改めて驚きます。
ATMの操作ミスで40分もの時間をロスして、
普通なら「最悪だ...」と落ち込むところなのに、
当時の私は「1つ賢くなった」と書いているんです。
同じ日に他にも「失敗」がありました
実は、その日は、別の失敗もありました。
それは、甘いものの食べ過ぎ。
・甘いものをたくさん食べた
・ハンバーガーを食べた
⇒ 何故か、職場でたくさんいただきものがあった日で、シュークリームを4つ、ハンバーガーを2つもいただき、日持ちの関係から、1日で全部食べた。
1つ食べ始めると、カルビーの『かっぱえびせん』の如く、『やめられない・とまらない』状態になってしまっていた。
結局、食べ過ぎて眠くなったため、予定の作業できず。(全然笑えね〜)
まぁ、こういうことさえも、ダイエットブログの記事(コンテンツ)になるので、それはそれで、善しとする。
「全然笑えね〜」なんて書いているあたり、
落ち込んでいたと思うんですが、
最後は「それはそれで、善しとする」と
前向きに転換しています。
「失敗」を「フィードバック」として捉える転換点
この2012年12月7日は、私にとって重要な転換点でした。
それまでは、
「何で、こんなミスをしたんだろう…」
「もっと注意していれば、こんなことにならなかったのに…」
そう思って、自分を責めることばかりでした。
でも、この日の記録は明らかに違います。
同じ出来事なのに、
「全ては、フィードバック。1つ賢くなったということ」
「こういうことさえも、コンテンツになるので、善しとする」
受け取り方が全く違ったんですね。
13年後の今、分かること
この「視点の転換」は、
その後の私の人生に
大きな影響を与えました。
この日以降、日常の小さな「失敗」を
「学びの機会」として見るようになったんです。
それまでは「失敗」や「ミス」をすると、
「何でこんなことをしてしまったんだろう?」
と、自分を責めて落ち込んでいたことが、
「次上手くやるためには、どうすれば良いだろう?」
というふうに、「貴重な学びの機会」
として捉えられるようになりました。
もちろん、毎回そんなふうに
捉えられたわけではありませんが、
いつも自分を責めて
落ち込んでばかりだったことを思えば、
非常に大きな変化でした。
書くことで気づけた視点の転換
振り返ってみると、
この転換が起こったのは、
毎朝「気づき」を書いていたから
だと思います。
もし前日の出来事をそのまま流していたら、
きっと「失敗した嫌な一日」で
終わっていたでしょう。
でも、翌朝に文字にしたことで、
新しい視点で出来事を見ることができたんです。
そして、書いているうちに、
「あれ? これって、違う見方もできるんじゃないか?」
そう思えるようになりました。
あなたも、視点を変えてみませんか?
もし「また失敗しちゃった...」と
落ち込むことがあったら、
ちょっとだけ、視点を変えてみませんか?
「これは失敗じゃなくて、フィードバック」
「ここから、何を学べるだろう?」
手書きでも、スマホのメモ帳でも、
「今日の気づき」として、ちょっと書いてみる。
そんな小さな習慣が、あなたの
「自分責め」を「学び」に
変えてくれるかもしれません。
完璧じゃなくても大丈夫。
失敗しても大丈夫。
私の体験が、あなたの「小さな一歩」のきっかけになれたら嬉しいです。
【次回予告】
次回は、「自分に質問したら起こったこと」についてのお話です。
たった一つの質問を変えるだけで、
何気ない日常から
毎日新しい発見が生まれるようになった、
私の体験をお話します。
日常に価値を見つけるのが苦手だった私が、
どんな風に変わったのかについてお伝えします。
良かったら、次回もお付き合いください。


